技術情報研究部門
アンシス マルチフィジクス
ANSYSは、1970年に工学分野の諸問題をコンピュータを用いて解析するために開発された。当初は電力業界と機械業界に主として利用されていたが、現在では電気、精密機器、自動車、自動車部品、航空宇宙、原子力、化学、医療工学、また研究所や教育機関に至るまで、あらゆる有限要素法解析の要求を満たすまでになっている。
解析機能は線形・非線形構造解析、定常・非定常伝熱解析、熱流体解析、電磁場解析、圧電解析、音響解析、衝撃/落下問題まで幅広く用意されている。その特徴はWorkbench機能により、ウィザード形式で解析を行えることであり、またマルチフィジックスと呼ばれる柔軟な連成解析機能も相まって、世界中で最も高く評価されるCAE
(Computer Aided Engineering)プログラムに発展している。
マルチフィジクスは構造、振動、伝熱、電磁場、圧電、音響、熱流体、衝突落下という全物理現象の解析機能を実装している。